ソトアソビにチルを。

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“心にも効く”ヨガの本質。私がインストラクターとして伝えられること

やってみたい習い事ランキングには、たいてい上の方にあがる「ヨガ」ですから、ちょっと興味がある、いつかやってみたい、あるいはもう既にやっているという方も多いと思います。

私は今、インストラクターとして活動させていただいていますが、アウトプットする、お伝えするという状況は、どう転んでも生徒さんの一歩先を行くしかなく、その少しの差を僭越ながらお伝えしているという、いわばまだまだ修行の身「サーダカ」であることを、ここに先に書いておかなければなりません。

サーダカとは、ヨガに登ろうとしている人

ヨガを探求する人、実践して練習している人のこと、つまり今の私です。

ちなみに一般的にヨガをする人を「ヨギ」と言ったりしますが、私の先生でさえ、まだ自らをヨギとは呼べないと言います。

ヨギとは、既にヨガに登った人

常に自分の中に静寂を保ち続けられる人であり、自己の本質とつながっている人を指しています。

それはそれは遠い道のりでしょう。たくさんの、星の数ほどの気付きの連続が必要です。

さらに、あえてここで学ぶという単語を使わなかったのは、ヨガは知識を足すことより、ひき算

玉ねぎの皮を剥くように脱皮しながら本質へと近づいていく、サンニーシャだと言うからです。

サンニーシャとはサンスクリット語で、

「サン」は“完全に”

「ニーシャ」は“手放す”

という意味。

「狭い考えに縛られ、他人の目を気にする生き方をバッサリ捨てよ、自由に自分を信頼して素直に生きよ」という意味合いがあり、そのプロセス、経験を積んでいるということ。

手放すものとは、すべき、せねばならないなどのこだわりや思い込み、他人への期待、好き嫌いのジャッジ、批判や評価などなど。

こう書いていても、私、、、手放せていないものが山だと気付かされます(苦笑)

さて、私がヨガを始めたのはOLをしていた10年ほど前。都内でパソコンをパチパチ、デスクワークをしていた頃でした。

その頃の私はというと、駅ではすぐにエスカレーターを探し、一日中買い物に出れば疲れてクタクタ。

まぁ夕方まで体力がもたない、というか…気力がもたない。寒かったらもっと無理、楽しむことを楽しめないジレンマな毎日。

今となれば、なぜ気力がもたないのか?という理由は、後にインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」や、中国の「中医学」で、生まれつきの生命エネルギー(ドーシャ)や “気” について知った時に腑に落ちる訳ですが、このお話しはまた今度。

とにかく身体を動かしてして体力をつけたい、座りっぱなしの浮腫みをとりたい、冷え性をどうにかしたいといったありふれたものでしたが、もうひとつ。

「心にも効く」というフレーズがいつもどこかに引っかかっていました。

当時はヨガに関しての知識は全く無く、流派があるとか、常温ヨガ or ホットヨガかという環境の違いなども知らず、いわゆるフィットネスとしてのヨガのイメージからホットヨガを選びました。会社と家から近かったのもあります。

ホットヨガとは、暖房器具を使ってスタジオを温め、そこでポーズをとることで筋肉や関節をほぐし、発汗を促し、デトックスを高める効果があるとも言われています。

しかしこれが、こんな知恵の輪みたいなポーズがどうして心にも効くのか?どうにもこうにも全く分からないままでしたが、「フットワーク軽く生きる」を目標に、楽しむことを楽しみたい、そのための身体を作りたいと、せっせとクラスに通っていました。

いや、実はそんな理屈や目標は途中でどうでもよくなっていました。とにかくヨガが楽しい、まさに無我夢中という感じ。ウェアから絞れるほどの汗や、まだまだ固い身体、翌日の悲痛な筋肉痛ですら愛おしい。

友達に何がそんなに楽しいのかと聞かれても、うまく伝えられないもどかしさ。これは何だろう、何という感覚なんだろう。

「隣の人と自分を比べないで下さいね〜」とインストラクターに言われても、そもそも周りの人を見ている暇がないくらい。

内側になんとも言葉にならない楽しさがあって、面白さがあって、会社帰りにヨガに行く事を考えるだけで、仕事がとっとと片付くくらい夢中でした。

でもこの体験こそが、そのままマルっと私の伝えたいヨガそのものになっていく訳で、何年もかけてヨガが「心にも効く」という、途方もない点と点を繋いでいくのです。

それはまず体験として、その後の私を助けてくれました。この経験は人生最大のピンチを救ってくれたと言っても過言ではありません。これもまた書こうと思います。

そこからマウイで学び、ヨガのインストラクターになり、なぜ、どうしてを繰り返していくうちに、必然的にヨガ哲学や脳科学と繋がり始め、ロジックとしても理解し始めます。

私は今、陰陽ふたつのヨガを伝えています。

ひとつはBORN TO YOGという「陽」のヨガ。これは、ニューヨーク発祥の運動量の多いアクティブなスタイル。

体をしっかりと動かすことによってエネルギーを生み出すことを目的とし、特に頭が忙しい現代人のストレスを素早く解消してくれます。

そしてもう一つが、陰のヨガ。陰ヨガの根底には、中国の思想である「陰陽五行思想」があります。

行き過ぎた「陽」を「陰」のエネルギーでバランス整え、鎮静へと導くことができるとされます。

どちらもキーワードは「真ん中」「集中」

そうです、イマココです。

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Tsuruoka Akiko -aki-

Tsuruoka Akiko -aki-

ヨガ講師

ハワイ州マウイ島のヨガアカデミーにて、全米ヨガアライアンスRYT200を取得。帰国後は東京から千葉県九十九里に拠点を移し、ヨガメソッドBORN TO YOG のトレーニングを首席で卒業。総本山であるNYにも修行に行きつつ、中医学をベースにした陰ヨガと合わせ、千葉や東京を中心に活動。現在はReebokONE Elite、LindaWorks、バリ島miikyoga各ブランドアンバサダーとしてライブ感のあるレッスンを展開しています。

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